女友達を好きになった時のお話
自己紹介1本だけなのもアレだよね。
唐突にぶっこむけど、私は両性愛者で性的欲求が0のバイロマンティックです。要するに
男も女も恋愛対象だけど性行為はどっちともしたくないしなんならキスすら嫌だわ
みたいなめんどくせぇ性指向です。
まあ、人によってキスまではOKとか逆にハグすら嫌だって方もいるのでここも多様性ですよね。同じように見えて全然違う。
全員が全員に性的欲求があると思うな、ってことですよね。無性愛者の人もいるんだよってことが広まって欲しい限りです。
さて、本題に入ります。
タイトルの通りですが、私は中学生の時に好きな女の子がいました。
いや女の私から見てもめちゃくちゃ可愛くて、容姿だけでなく仕草も可憐でもう惚れない奴おる?って感じの子でした。
大人しい性格で、目立つことは少なかったけれど彼女に好意を持っている男子生徒も少なからずいたように思います。
そんな子と、中1の時に同じクラスになりました。奇跡的に3年間同じクラスでした。
中1の時はお互いあんまり話したことがなかったですがその子(以下Aちゃんとします)と同じ趣味を持っていたこともあってか、私とAちゃんは中2の時にお友達になることが出来ました。どっちも交友関係は狭く深くタイプだったので、中3の頃にはAちゃんに「朱花ちゃんが1番大好き」と言われるように…(同性愛者のいい所は簡単に好きと言ってもらえることだよね!9割がた友愛の方だけど!)
いつの間にか私はAちゃんのことを好きになってしまいました。
ですが、同性に恋愛感情を抱いたことの無い私、大困惑。あっさりこれが恋だと受け入れられるはずもなく、日に日に募っていく謎の感情に戸惑うばかり。
なんやかんやあって(割愛)Aちゃんとは違う高校に行くことになり、疎遠になってしまう...かと思われたその時!!!
私は普段バス通学をしているのですが、なんとたまたま早めに乗ったバスにAちゃんの姿がありました。多分雨で自転車に乗れなかったんだと思います。
高校生活はどうだとか、友達はできたかとか、少し話をしました。
Aちゃんは友達と乗っていたみたいで、少ししてから私のところを離れて友達のところに戻っていってしまいました。
なんだか少し喪失感を感じたのを覚えています。
普段BL漫画とかGL漫画を読んでいると同性愛をナチュラルに受け入れている世界が舞台なので当たり前のように同性愛者がぽんぽん結ばれていくんですが、現実だとこうも行きませんよね。
まず好きになるとして、受け入れてくれるかどうかが問題なんです
ノンケの方たちみたいに(という言い方は失礼ですが)両思いになるだとか、そういうのはするっと上手くは行かないんですよね。
よく少女漫画やドラマである「失恋」が日常茶飯事なわけです。
同性愛者が同性愛者を好きになって両思い...なんて何万分の1の確率なんでしょうね。飛び越えるハードルが高すぎるし多すぎる。
1両性愛者としての意見ですが、そんな困難を乗り越えてお付き合いまで発展することができた同性カップルの方々にも結婚できる制度を与えてくれればいのになーなんて思ったりしてます。
「少子高齢化ガー」とか言ってますけど、同性愛者同士で結婚できないとしても
「せや!異性を好きになって異性と結婚しよう!」
とはなりませんからな!!??(両性愛者とか全性愛者とかを除くとしても)
色々大人の事情があるんでしょうが、同性カップル同士で結婚して、子供が欲しいカップルは施設等から養子を引き取って育てて幸せな家庭を築く...なんてことでもいいんじゃないかなと...誰も不幸にならない世界...
話が少しそれた気もしますが、Aちゃんとはもう疎遠になってしまい会うことは無いんじゃないかなと...
恋愛って難しいなって思った話でした。いろんな愛の形が認められますように🌸